東日本大震災が発生した2011年3月11日から今日に至るまで、本当に色んな事を考えさせられています。
物事の価値観が変わり、今まで当たり前の様に食べてきた物や毎日大都会を照らされている光、水、仲間、家族、自然などなど、もう一度見つめ直す事になりました。
「他人がやった悪い事」と、インターネット上では原発事故の責任を押し付けましたが、もはや他人事では無くなる時代がすぐそこまで来ている気がします。
次世代に伝えていく事とは、人を蹴落としてエリートを目指す様な教育ではダメだと思います。
私達はタップダンスを通じて、ダンスというツールで大事な事を伝えていきたいと思います。
自然災害はここ数年増えています、恐らくこれからも起きていくと思います。
「自然災害は私達には関係の無い事」というイメージはもはや通用しなくなるかもしれません。
ここ数年起きている災害をしっかり受けとめて、今後もパワーオブタップの活動を続けていきたいと思います。
パワーオブタップ今年の活動を振り返ってみたいと思います。
2014年は5月、7月、9月と下北沢のカフェフィールドにてミニライブを開催しました。
フィールドは今年1月に出来たばかりのお店で、新しい場所で新しい企画をという事もあり、東北の名物料理、酒なども出しました。
風化が進んでいくという事をスタッフと話し合い、年一回というライブスタイルから年4回という回数を決めました。
ラストは11月に南大塚ホールで開催、出演者、スタッフ含めて約300人ほどの方にご来場、協力して頂きました。
今年は福島県郡山市で活動しているタップダンサー中山貴踏とも繋がりました。
彼が郡山で開催したイベントにも参加したり、自分達のイベントにも2回ゲスト出演してもらいました。
新潟で開催された福島の復興イベントでも彼と2人で参加、弟子の櫻大もステージに上げてとても意味のある時間を過ごしました。
大阪で開催されたタップイベント「大阪タップコレクション」では主宰の吉野さんからパワーオブタップを関西でも紹介したいと打診して頂き、中山君と群青の3人でパフォーマンスさせて頂きました。
少しずつですが東京以外でも踊る機会が増えています、日本全国またパワーオブタップという形でお邪魔させてもらうかもしれませんので、その際は何卒宜しくお願いします。
時間の経過と同期しながらイベント内容を考えていますが、これからやっていく内容ももちろん作戦を練ってやっていきます。
テレビやインターネットから流れる情報はスピード感のある即効性のあるものが多いと感じます。
テレビニュースでなくなったからもう大丈夫だろう、というのは間違いですし、インターネットで流れているから間違いないというのも危険な考えだと思います。
色んな情報が交錯している現代です、しっかり根本を見ながら企画を進めていきたいと思います。
来年は被災地南三陸町を元に作成された本「南三陸町からの手紙」を皆さんに手に取って見てもらえるような企画を考えています。
実際購入して頂いた方からはとても意味のある本だった、買って良かったです、と嬉しい意見も頂いてます。
この本を出版した永久堂の代表佐藤さんとも意見を交換しながらスタッフと共に進めていきます。
☆本制作の諸経費を除いた売り上げ金額を皆三陸町役場に支援金として振込みます。
東北の方に自分達のパフォーマンスをもっともっと観てもらえる事が目的であり、その時の為にまずはしっかりタップダンスを磨かねばと思います。
目の前にあるハードルをゆっくり越えながら来年も頑張ります!
皆さんの応援、ご協力の程、引き続き宜しくお願い致します。
繋がる日本 タップダンス!
今後も宜しくお願いします。
POT代表 浦上雄次